【ディズニー映画】原題と邦題に違いがあるのはなぜ?
こんにちは!
今回はディズニー映画の話題です。
目次
原題と邦題の違う映画
ディズニー映画の邦題が原題から大幅に変更されてしまうというのは有名な話です。
一部では“改悪”とまで言われていますが、そこにはディズニージャパンのどのような戦略があるのでしょうか。
まずは改悪度の大きい(?笑)ものを公開時期の新しい順にご覧ください。
・『Cars 3』→『カーズ/クロスロード』(2017年公開)
・『Big Hero 6』→『ベイマックス』(2014年公開)
・『Frozen』→『アナと雪の女王』(2013年公開)
・『Wreck-It Ralgh』→『シュガー・ラッシュ』(2012年公開)
・『Brave』→『メリダとおそろしの森』(2012年公開)
・『Up』→『カールじいさんの空飛ぶ家』(2009年公開)
シュガー・ラッシュ
ここで昨年12月に続編が公開され、話題となっている『シュガー・ラッシュ』を例にみてみましょう。
あらすじとしては、「Fix-It Felix」というアーケードゲームの悪役であるラルフがヒーローを夢見て冒険に旅立つというものです。
ちなみにこのゲームはラルフが建物を破壊していき、それをプレーヤーがフェリックスとなって直していくゲームです。
そうです!もうお気づきの方もいるかと思いますが、この映画の原題はその「Fix-It Flix」というゲームを文字ってつけられています!
(ゲームタイトルが「直して!フェリックス!」なのに対して、映画のタイトルは「壊して!ラルフ!」となっています。)
ちなみに、邦題の「シュガー・ラッシュ」とは作中でラルフが迷い込んでしまい冒険のメインの舞台となるゲームのタイトルです。
他にも…
『ベイマックス』として認知されている映画の原題は「Big Hero 6」です。
実はこの映画は元々はヒーロー映画として制作されました。
しかし日本では、ヒーロー色はあえて出さずに“カワイイロボット”として売り出されています。
制作者側の意図を完全に打ち消してしまっているのですから、改悪と言われてしまっても仕方ないかもしれません。
ベストオブ原題
個人的には『カールじいさんの空飛ぶ家』の『Up』という原題がカッコよすぎて、それを知ったときには震えました!笑
それに対して邦題がダサすぎて悲しくなる…。笑
それはともかく、ストーリーはすごくいいのでタイトルで敬遠している方は是非一度見てみてください!!!
ディズニーのイメージ
日本におけるディズニーのイメージは「女性や子供が好きなもの」として根付いてしまっています。
それがディズニージャパンの戦略なのかもしれませんが、ディズニー好きの僕としては本当に悲しいです。
ディズニー映画は男女問わず誰でも楽しむことができます。
実際に、何人もの男の友人がディズニーを好きですし映画も面白いと言っています。
しかし、女性というイメージが先行してしまっているためにそれを大々的に公表したり進んで映画を観に行くことが少し小っ恥ずかしく感じてしまうのではないでしょうか。
それは実に残念なことです。
本来誰でも楽しめるものとして生み出されているにも関わらず企業戦略のために心から楽しむことができない。
この状況を何とか変えていきたいものです。
まとめ
タイトルやポスターなどは映画の印象を決める大事な要素なのはたしかですが、それだけで判断してしまうと名作を逃してしまう可能性がありとても勿体無いです。
(『カールじいさんの空飛ぶ家』はぜひ観てくださいね!!笑)
ディズニーって一般に日本人のイメージするよりもっともっとクールな側面があるんですよね。それは隠されているだけなので、是非自分から見ていってほしいなと思います。
日本に合わせて変えられてしまうタイトルですが、原題に注目して見てみると制作者の想いや本当のメッセージなどが見えてくるかもしれません。